日中は灼熱の真夏から、涼しくなった夜の海でイカを狙うイカメタル。『大人の夜遊び』との呼び名でブームになってきていますね。ゲームが高くハマってしまう人が多いこの釣り方。タックル選びから仕掛け、注意点まで解説していきます。
そもそもイカメタルって何?
イカメタルとは、船からメタルスッテ(鉛スッテ)を使い、イカを釣る釣りのことです。主にケンサキイカ、ヤリイカ、スルメイカを狙います。
下部におもり兼用ルアーとしてメタルスッテ、サブルアー?として浮きスッテ(ドロッパー)のダブルルアー体制で狙います。
*欲張りトリプル仕掛けもありますが、4つ以上は胴付き【胴付き】仕掛けとしてまたジャンルが異なり、トラブルの観点から禁止している船が多いです。
大剣狙いのオモリグに興味がある方はこちら ≪簡単なオモリグの始め方≫
タックルセッティング
積極的に「掛ける」釣りになるので、繊細なセッティングが好ましいです。
少しの違いで釣果に大きな差が出るので、当日の状況を想定しながら事前に考えるのも楽しみの一つ。
【ロッド】【リール】【仕掛け】【アクション】を説明していきます。
ロッド
バーチカルな釣りが多く、穂先にでるイカの繊細なアタリを感じ取れるかどうかで釣果に差が出ます。
海域や潮の状況によっては40号のメタルスッテを使う機会も多く、糸も1.0号以下を使用するので、最近は軽くて細くてスパイラルガイドのロッドも人気です。
高価にはなりますが感度の良いチタンティップ、手感度に優れるチューブラティップ、目感度に優れるソリッドティップなどがあります。
長さは6ftから7ftまでで取り回しの良いサイズがいいです。
最初はタイラバロッドの流用でも大丈夫ですが、繊細な釣り方となるのでやはり専用ロッドをお勧めします。
・好感度のロッド(特にティップ)で6~7ft
・バーチカルになるのでベイトリール
リール
バーチカルな釣りになるのでベイトロッド一択で大丈夫です。
時間に応じて棚が変わってくるので、イカが泳いでいる棚に素早く合わすためにカウンター付きのリールを選ぶと釣果が増えやすいです。
フィールドや状況によって数mから100m程の棚で釣るため、糸は200m巻ければ十分ですね。
シマノだと200~300番、ダイワだと150~200番、取り巻き重視のHGが手返し良くて釣果が伸びます。できる限り潮の影響を受けずに、繊細なアタリを逃がさなくするために、ラインはPE0.4~0.6号で大丈夫です。(乗る船によって指定がある場合があるので注意しましょう)
・PE0.4~0.6が200m巻けるキャパシティ
・ベイトリールのHG推奨
・できる限りカウンター付きリール(なければカラー付きライン)
仕掛け
シングルでも十分な釣果は望める ダブルは注意を
シングル仕掛けでもイカがダブルで掛かるケースは少ない。
なので棚がバラけている時に探る為のダブル仕掛けならいいと思うが、釣果を増やすためならちょっと考え直してみよう。
ダブル仕掛けだと潮の流れ受けてお祭りの原因になったり、周りよりも一回り思いメタルスッテが必要となり感度が落ちるリスクあり。
・シングル仕掛けでも釣果は伸ばせる
・ダブル仕掛けを使うときはよく考えて
枝糸が短ければ短いほどドロッパーの感度は良くクイックリーに不自然に動く。動きが不自然になるので反応が渋い時にはお勧めしない。渋い時には枝糸をやや長め(5~10cm程度)に伸ばし、ドロッパーの動きを自然にしよう。
・活性が高ければ枝糸は短く、活性が低ければ枝糸は長く
もっと自然に動く【オモリグ】仕掛けもあります。
また詳しく説明するので見てください。
アクション(誘い方)は大きく5種類
イカメタルで誘うアクションは【ジャークステイ】【シェイクステイ】【誘い上げステイ】【誘い下げステイ】【デッドスローただ巻き】で、基本的にはアクションで誘ってステイで掛けるイメージ。
文字では非常に分かりにくいので、Major kraftのスタッフで分かりやすい説明が好評のヒロセマンの動画を見て学ぼう。
イカメタルはゲーム性が高く、釣って楽しく食べて美味しい大満足のゲームです。
時には100杯を超えることもありますので、大漁を目指して頑張って下さいね。
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