シマノから発表された2025年新作ロッド「オシアEJ」のご紹介となります。近年盛り上がりを見せる電動ジギングのロッドとなりますし、個人的にも電動ジギングは最近気になっています。
約5年ぶりのリニューアル!じっくりと見ていきましょう。
25オシアEJはココが違う
もっとパワフルに、もっと快適に。電動ジギングに求められる基本性能がさらに進化したオシアEJ。電動リールの強力な巻き上げパワーによるアングラーへの負担を低減するために、曲がりの支点が手元側へ移行するバランスを徹底的に追求。より少ない力でジグを操ることができ、ジャークのタイミングも把握しやすく、ストレスフリーなジグ操作をサポート。電動ジギングならではの速い誘いで青物やマグロなどの回遊魚の攻略に威力を発揮。
専用ブランクス設計
独断と偏見かもしれませんが硬いロッドは長時間のジギングで疲れます。新しいオシアEJはソフトティップ&ヘビーバット。ソフトティップはジャークタイミングをつかみやすいだけでなく電動リールによるパワフルな巻き上げの初動、ダイレクトな衝撃を和らげ、不要なオーバーアクションを抑制します。ジグを操るのはバットセクションの役割。曲がりの支点を手元に寄せた設計のため、アングラーが体感する負荷が低減。
シングルフットのXガイド3Dチタン
新しいオシアEJはトラブルの軽減と快適性にも注力しています。Xガイド3Dチタンは、シマノならではの冷間鍛造技術と3Dテクノロジーで成形した一体構造ガイド。軽く、強く、エッジがないことが特徴。
計算された傾斜角度によりライントラブルを抑制し、スムーズな糸抜けも両立しています。新しいオシアEJではこのXガイド3Dチタンによってシングルフット化。持ち軽さ振り軽さがアップし曲がりもスムーズです。
ケーブルホルダー
電動リールでジャークするとケーブルがバタついて邪魔ですよね・・・。新生オシアEJでは新たに開発したケーブルホルダーを採用。電動リールのケーブルをロッドのリアグリップ後端に固定することで、ジャーク時のバタつきを抑制できるホルダーです。ケーブルホルダーによりケーブルの存在が薄くなるので、より快適な電動ジギングが楽しめます。
ケーブルホルダーは瞬時、かつ簡単に着脱できるのも特徴。タックルのセッティングや撤収などをストレスなく行え、ポイントの移動時にもサッと外して、ロッドホルダーにタックルを立てることができます。何かと面倒な、船上での電動ジギングタックルの扱いをより快適に行うことが可能です。
リールシート&グリップ
オシアEJでは快適性、機能性を追求したリールシート&グリップを採用しています。リールシートにはボリュームのある電動リールをセットしたときの握りやすさを重視した、コンパクト設計のマルチフィットCI4+シートを採用。
さまざまなグリップスタイル、手の大きさに対応可能な、握りの自由度が高いセミトリガーEVAを採用。大きすぎず、小さすぎずの絶妙な起伏形状によってグリップ感、フィット感がアップ。力をロスすることなく、パワフルなジャーク、大型魚とのファイトを可能にします。
スペック
品番
品番 | 全長(ft.) | 全長(m) | 継ぎ方式 | 継数(本) | 仕舞寸法(cm) | 自重(g) | 先径(mm) | ジグウェイト(g) | 適合ラインPE(号) | 最大ドラグ(kg) | 最大ドラグ角度(°) | グリップタイプ | リールシート位置(mm) | リールシートタイプ | カーボン含有率(%) | 本体価格(円) |
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B63-3 | 6’3″ | 1.91 | グリップジョイント | 2 | 132.8 | 163 | 2.3 | MAX 230 | MAX 3 | 5 | 45 | セパレート | 409 | DOWNLOCK | 94.9 | 55,000円 |
B60-4 | 6’0″ | 1.83 | グリップジョイント | 2 | 125.3 | 172 | 2.4 | MAX 300 | MAX 4 | 6 | 45 | セパレート | 409 | DOWNLOCK | 95.2 | 56,000円 |
B510-5 | 5’10” | 1.78 | グリップジョイント | 2 | 120.3 | 169 | 2.5 | MAX 350 | MAX 5 | 8 | 45 | セパレート | 409 | DOWNLOCK | 95.3 | 57,000円 |
B58-6 | 5’8″ | 1.73 | グリップジョイント | 2 | 115.2 | 174 | 2.6 | MAX 400 | MAX 6 | 10 | 45 | セパレート | 409 | DOWNLOCK | 95.3 | 58,000円 |
B63-3
近海向けのテクニカルモデル。
対象魚: 青物~10kg+α、マグロ類~20kg+α。
B60-4
全国的に活躍するスタンダードモデル。
対象魚: 青物~15kg+α、マグロ類~30kg+α。
B510-5
深場や潮の速いエリアで活躍するパワーモデル。
対象魚: 青物~20kg+α、マグロ類~45kg+α。
B58-6
大型狙いや離島の海域に適したストロングモデル。
対象魚: 青物~25kg+α、マグロ類~60kg+α。
楽天市場やYahoo!ショッピングでは既に予約商品として取扱いしていますね。
インプレッション
新しくなったオシアEJは、シンプルにジグを動かしやすくなった点が一番の進化だと思います。ジャークしやすくなって、身体への負担が少なくなりました。ロッドの真ん中あたりからバット部分でジグをジャークする、って感じで、基本的に前作のオシアEJより曲がります。バットは強いので残りますが、ティップからしっかり入っていくタイプのロッドに仕上がっています。マイルドになった、でもパワーがあるという印象です。
ジャークするのが楽なだけでなく、魚とのやり取りも楽になりました。それにプラスしてバラシも少なくなったと思います。電動リールはパワーがあるのでつい強引に巻いてしまいがち。ガンガン巻いてしまって、魚を暴れさせてしまったりするんです。また吸収力がないロッドだとゴトゴトって感じで魚の抵抗感を拾ってしまうんです。それでフックが外れてしまったりする。新しいオシアEJではティップがちゃんと魚の動きに追従してくれるのでゴツゴツする感覚が少なくなり、結果としてバラシが減少していると思います。わざと強引に無茶苦茶なファイトしても、なかなかバレませんでしたからね。
軽くなった、というのもありがたい進化。搭載されているティップ部のガイドがXガイド3Dチタン、しかもシングルフットに変わったことの影響は大きいと思います。前作はダブルフットでしたから、持ち重り感が減ってジャークの感覚もかなり軽快になりました。シングルフットだから、ということで強度面に不安を感じる方がいるかもしれませんが、まったく問題ありません。もともと絡みにくいですし、もし絡んだとしてもスパイラル設定でシングル、形状も凹凸というか角がなくて、すごく滑らかなので引っかかりにくい。糸抜けはすごくいいですし、冷間鍛造で作られていてしっかりとした強度がある。触ってみれば強くなっているのがすぐに分かります。スレッドでガッチリ留めてあるので、前作より逆に強いんじゃないかと思うくらいです。
新しくなったケーブルホルダーも使いやすい。ジャークしやすくなったし、簡単に着脱できるので、すごく扱いやすい。ポイントを大きく移動するときには簡単に抜いてロッドホルダーに立てられる。戻すのも簡単。痒いところに手が届いている感じです。
シマノオシアEJ公式サイトは《こちら》
いかがでしたでしょうか。今流行ってきている電動ジギングの最新ロッド「オシアEJ」は個人的には興味深いですね。
それでは本日も皆様の爆釣と安全釣行をお祈り申し上げます。
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