イカメタルやオモリグやエギングやティップランなどなど沢山の釣法がありますが、バーチカルティップエギングはご存じだったでしょうか。
ティップランとバーチカルティップエギングはどちらも同じアオリイカを狙うエギングなのですが幾つか違う点がありますので見ていきましょう。
船の姿勢
- ティップラン:船を流しエギを潮に漂わせる(ドテラ流し)
- バーチカルティップエギング:船を立てる
船を立てると言っても全く同じ場所に留まる事ではありませんのでご注意ください。一般的なジギング船のような感じで船頭さんが船を操作しつつ前方や後方に船を潮に流していきます。
釣人の位置が変わる
船を立てることによって釣りができる場所が変わってきます。
ドテラ流しでは右舷か左舷に並び釣り人の後方に船が流れていく釣り方となりますが、船を立てると両舷で釣りをすることが可能となります。
ライン角度
- ティップラン:前方にラインが出ていく
- バーチカルティップエギング:ほぼ真下に落ちる
船を立てるので若干流される程度となり、ラインは下に落ちていきます。
底取り
ラインが真下に落ちるほど着底がわかりやすくなります。潮の流れが激しいポイントなどではドテラ流しでは着底したかどうかわかりにくい場合もありますが、船が立っていると同じ潮の流れでも着底がわかりやすいのでバーチカルティップエギングが有利となります。
ポイント選択
ドテラでは直ぐに流されて根掛かりしたり過ぎ去ってしまうような深場ポイントも船を立てることによって攻めることが可能となりました。
ティップランならば岸から近い10~30mのポイントを攻めることが多かったと思いますが、バーチカルティップエギングならばより水深の深いポイントを長時間に渡り攻めることが可能となりました。
誘い方
- エギ投下(潮が緩い時には軽くキャスティング)
- ①着底確認
- 5回程度シャクる(浅場は3回程度)
- 5~10秒ステイ
- 数回巻き上げる(イカの視界からエギを切る)
- フォールでエギを落とす
- ①から始める
至ってシンプルなアクションの繰り返しとなりますので、初心者の方も始めやすいですよね。またイカメタルに行ってオモリグをしたことがある人にとっては抵抗なく始めれそうですね。
注意点
シャクリ上げ過ぎ注意!昔ならった三角関数と同じでドテラ流しのティップランはエギの動きが斜辺となりますのでライン角度60°の場合は1m巻き上げてもラインは底から50cmしか上がっていませんが、バーチカルティップエギングはそのまま1m上がってしまいます。
上げ過ぎるとイカエリアから離れて、何もいないところでひたすらシャクる事となってしまいます。
ドラグ緩すぎ注意!ティップランやオモリグではシャクルとドラグが出るぐらい緩くセッティングしていますが、バーチカルティップエギングはドラグが出なくなるまで締めてください。
結構大型なイカが釣れることがありますので、緩いドラグだったら折角アタっても乗らないことがあります。
お勧めセッティング
- ヴァンキッシュC3000SDH:51,200円
- セフィアエクスチューンティップエギングS510ML+-S:48,000円
- セフィア8⁺0.5号200m:2,700円
- セフィアフロロリーダー2号:1,400円
誰もが知るシマノインストラクター富所潤氏のセッティングはこれになります。合計で13,300円(十円単位切捨て)となっています・・・・高いですね。これは上位グレードを揃えた場合となりますので、流用できる手持ちの道具を上手に使いながらコストを抑えましょう。
ちなみにセフィアエクスチューンティップエギングS510ML+-Sは今年の新作となります。シマノ公式ページは《こちら》
解説動画
ティップランを始めようと少しづづ道具を揃え始めてそろそろ1年近くになろうとしています。今年こそはアオリイカに本格デビューしていこうと思います!食べて美味しいアオリイカをガンガン釣り上げましょうね!
それでは本日も皆様の爆釣と安全釣行をお祈り申し上げます。
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