白波を見るだけでテンションがダダ下がりになりますよね。魚釣りは大好きですし魚を食べるのも大好きなのですが、船に乗るときは毎回船酔いを想像し億劫になってしまいます。
薬を飲んだら船酔いしないわけではないので、船酔い体質の方は是非ともご覧になって万全なる対策で楽しいFishing lifeを満喫してください。
船酔い(乗物酔い)の原因
乗物酔いは、「動揺病」とも呼ばれ、乗物の揺れ、不規則な加速・減速の反復が受ける内耳(三半規管や耳石器)からの情報と目からの情報、体からの情報を受けた脳が混乱することによって起こる自律神経系の病的反応で、めまいや吐き気・嘔吐などの症状があらわれます。
小さい頃から乗り物酔い体質だったので、父親からブランコに乗って三半規管を鍛えろと言われていたのですが、あながち間違っていなかったのかと今更ながら思います。
対策
対策は色々あるのですが、「乗る前」「乗っている時」などのシュチエーションに分けて対策をお伝えします。
乗る前
■良く寝る
これはみなさん知っていると思いますし、寝たいけど寝れない場合が大半だと思いますので、できるだけ寝れるように頑張りましょう。
■消化に良いものを食べる
空腹や食べ過ぎを避けて、消化に良いもの(揚げ物などは厳禁)を選び胃腸の調子を整えましょう。
■飲み物に気を付ける
お酒などはできる限り避けて、清涼感のある飲み物にしましょう。コーヒーなどの胃に刺激を与えるものではなくて、胃の不快感を抑える飲み物が理想的です。
カフェインは感覚の乱れを抑制し、炭酸に含まれる成分が自律神経を整えて胃の不快感を軽減してくれるので、意外かもしれませんが「コーラー」がお勧めです。逆に柑橘系の飲み物は状態を悪化させるので、炭酸でも避けましょう。
■前日に酔い止め薬の服用
一般に薬の成分は、腸管から吸収されて肝臓に届けられ、肝臓から血中に送り出されることで身体に行き渡ります。そのため、最も効き目を期待できるのは、血中濃度が最大になった時と考えられます。すると、乗船前に酔い止め薬を飲むだけだと、実は効き目のピークが後ろにずれていることが考えらます。
私も寝る前(乗船の6時間ぐらい前)に服用し、乗船30分ぐらい前に再度服用してからは、ほぼ100%だった船酔いが10%ぐらいの頻度に下がりました。
乗り物酔い対策の薬と言えま満場一致で「アネロン」になりますよね。
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乗ってから
乗るまでの対策が終われば乗船してからの対策に移りましょう。
■後ろに座りましょう。
移動中は波を切る様に進むので、前の方が揺れ(跳ねる?)ますのでできる限り後ろに座りましょう。
■進行方向若しくは遠くを見ましょう。
動きを予想し体の動きを連動させ、目と筋肉の動きを一致させましょう。(動きを予想するだけでも予防になります)
■スマホを見ない!細かい作業をしない!煙草を吸わない!
手元を見ていると不規則な船の動きに目と体の動きが一致せずに船酔いの原因となります。友達や家族が同船していたら楽しい会話などでリラックスしましょう。
■ネガティブな気持ちにならない。
「船酔いするかも」「今日の波はやばいかも」などのマイナス思考はできる限り避けましょう!本当に船酔いしてしまいます。
酔ってしまったら
なってしまったならば、できる限り軽減できるように頑張りましょう。船酔いの辛さは言葉では言い難いほど辛くて、全て投げ出したくなるほどの気分になりますよね・・・
■寝る
吐かずに堪えれるのならば寝ましょう!寝れたら酔いも忘れて起きた時には酔いが収まっているか、陸に上がれる時です。
■ツボを刺激(指圧)する
【内関(ないかん)】平衡感覚を正常にする働きがあります。
胃の不快感や吐き気を和らげ、乗物酔いに効くとされています。
また、二日酔いに効くツボとしても知られています。
【探し方】手のひらを上に向けた状態で、手と手首の境目にあるしわの真ん中から指3本分ひじ側へ進んだところにあります。
【外関(がいかん)】自律神経を整える作用があり、疲労回復や頭痛にも効くと言われています。
【探し方】手のひらを下に向けた状態で、手の甲と手首の境目にあるしわの真ん中から指3本分ひじ側へ進んだところにあります。内関(ないかん)のちょうど反対側に位置します。
【築賓(ちくひん)】乗物酔いで気持ち悪くなったら、このツボを押すとよいと言われています。
【探し方】足の内側のくるぶしからひざの方へ指5本分進んだところにあります。
【侠谿(きょうけい)】めまいや頭痛、耳鳴りなどにも効き、乗物酔いにすぐ作用してくれるツボとも言われています。
【探し方】足の薬指と小指の付け根の間の薬指寄りの凹んだ部分にあります。
【翳風(えいふう)】内耳の平衡感覚と関連するツボとされ、乗物酔いの予防に効くと言われています。
【探し方】耳たぶの裏の耳たぶと骨のでっぱったところの間のくぼみにあります。
私はツボを押しまくってすぐに寝るようにしています。寝れる場所を選べるようでしたら、最も揺れの少ない【後部】【船の中心】で寝ています。船酔いするときの大半が十分な睡眠が取れていないときなので、少し酔いを我慢したら寝れるケースが多いです。
最後に
海釣りは大好きなのですが、自分でもびっくりするぐらい船酔い体質の私です。対策をしなければほぼ毎回酔いますが、対策さえ行ったら船酔いは激減しました。
楽しいオフショアフィッシングを船酔いすることなく楽しみましょう。
皆さまの楽しいfishing lifeを!
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